確定拠出年金は、効果的な活用によって老後の資産形成に役立つものです。将来的には、年金に加えて確定拠出年金で積み立てた掛金や運用利益も現金化が可能で、税制面の優遇措置もあり、十分に制度を理解して活用することで多くのメリットが享受できます。長期運用になるため、金融機関の選び方についても比較検討することが大切です。

確定拠出年金の役立つ情報を上手に活用して未来の資産形成に活躍できる将来設計

更新日:

基本的に誰もが利用できる確定拠出年金の役立つ特徴

確定拠出年金は略称で「DC」とも呼ばれ、公的年金を補完する年金制度のことです。

2001年に「確定拠出型年金法」が制定され、2016年には改正法案が国会で可決されました。

税制優遇のある確定拠出年金は掛金と運用収益を未来で現金化できる制度だった!

この改正により、基本的には個人の誰もが制度を利用できるようになりました。

確定拠出年金は、加入者が投資商品を運用することで利益を出し、将来の年金に上乗せしようとするものです。

確定拠出年金には、「企業型」と「個人型(iDeCo)」があります。

企業型は、企業が掛金を負担し、加入者である社員が運用商品を決めます。

加入者自身が企業の掛金に上乗せする(マッチング拠出)も可能です。

一方、個人型(iDeCo)は、個人が全額自己負担で掛金を捻出し、運用するものになります。

自営業者や主婦などの利用も可能です。

老後の資産形成として確定拠出年金を利用するメリット

確定拠出年金を利用するメリットは、掛金と運用実績によって将来の年金にプラスして給付を得ることができる点です。

活用次第で、老後の安定した資産形成に大きく役立ちます。

老後の生活は年金や退職金によって賄うことが多いですが、年金の給付は国の大きな財政負担になっています。

超高齢化が進む社会にあって、働く世代の減少が大きな影響をもたらしています。

今後は給付水準の引き下げなど、年金を取り巻く環境は険しさを増すことも考えられます。

これは日本だけではなく、他国も同じ問題に直面しています。

老後の資産として重要な役割を果たす退職金にしても、ローンの支払いなどに当てれば目減りします。

確定拠出年金は、働いている期間に積み立てた資金を運用することで、老後資金のプラスにするものです。

老後の必要資金は各家庭状況によって違いもありますが、退職金が不十分、年金だけでは不安というような人にとってこの制度は利用の意義があります。

確定拠出年金の最も大きな特徴は税制面での優遇措置

確定拠出年金は、自助努力によって資産を大きくしていく狙いがあります。

この制度の最大の特徴は、税制面での優遇があることです。

他の投資商品とは違って、税の優遇は確定拠出年金を利用する際の大きなメリットになります。

具体的には、「積み立てする掛金は所得控除される」「運用中に出た利益は非課税」「資産を受け取る際に全額まとめて受け取る場合は退職金控除になる」という優遇措置があります。

税制面での優遇が大きいことで、利用者にとって利益が期待できます。

但し、確定拠出年金は原則的に60歳までは引き出すことができない点に注意が必要です。

長期運用として利用する制度であり、自己都合で短期売買のできる投資とは性質が異なります。

運用商品に関してはできるだけ手数料が低いものを選ぶことが大切です。

個人型の確定拠出年金を利用したい場合は、各金融機関に専用口座を作る必要があります。

金融機関が用意した商品の中から自分で選択し、運用することになります。

各金融機関の個人型口座を比較し最適なものを選択する

確定拠出年金の個人型(iDeCo)では、各自が自分で好きな金融機関を選ぶことができます。

どの金融機関を選んでも同じというわけではなく、それぞれにおいて違いがあります。

確定拠出年金の役立つ情報を上手に活用して未来の資産形成に活躍できる将来設計

まず、選択できる投資商品に違いがある点が重要です。

どのような投資商品があるかを事前に調べ、手数料についても確認しておくことが大切です。

各金融機関のiDeCo口座を比較し、適切なものを選択する必要があります。

全体として確定拠出年金向けの投資商品は手数料が安く、コスト負担が低いものが用意されています。

長期運用になるため、運用管理にかかる手数料が安いものを選ぶことが大切です。

運用商品には元本が確保されたものもあれば、利益を多く見込む代わりにリスクもある商品(変動型)もあります。

また、各金融機関によってサービス面での違いがあることも意識しておきましょう。

長期に渡って利用する金融機関であるだけに、サービスに関しても自分の希望に合ったものを選択するといいでしょう。

確定拠出年金は現役時に積み立て未来に現金化する方法

確定拠出年金は、原則的に60歳までは引き出せないため、すぐに現金化することはできません。

あくまで老後に備えた資金づくりとして、将来的な現金化になります。

将来に受け取る年金に加えて、確定拠出年金で積み立てた掛金や運用利益が入ってくることは、老後の生活に大きなゆとりを生み出すメリットがあります。

一方で、確定拠出年金は投資商品を自分で運用するため、投資でマイナスにならないのかという不安を持つ場合もあるでしょう。

変動型の投資商品であれば、運用利益を出す可能性もあれば、逆に元本を割り込む可能性もあります。

しかしこの点に関しては、変動型の運用商品であってもより安全性の高いものを選ぶことでリスクを抑えることができます。

確定拠出年金で用意されている運用商品には、コストが安く比較的安全性の高い商品が多く含まれています。

また、掛金の負担が気になるという人は、保険の見直しや生活関連費の見直しをすることで、その分のお金を確定拠出年金に回すことも有効です。

現役で働いている間は安定した収入がありますが、働けなくなれば年金が頼りの生活になります。

未来に現金化できる確定拠出年金は、資産形成の大きな助けになる期待ができます。

-時事トピックス

Copyright© 2014~〔最新2019.11月秋版〕マネフレ All Rights Reserved.