小切手の扱いは国によって大きく異なっていて、海外では商取引にも小切手が使われるケースがあります。
注意したいのは海外での商取引で小切手を受け取った場合です。
その国で即座に現金化ができないのであれば、日本の銀行に持ち込んで現金化する必要があります。
しかし、小切手の現金化には対応する海外通貨の取り扱いや、海外との小切手交換のシステムがあるかが重要になります。
海外の小切手を現金化できる銀行として知られているのがみずほ銀行、東京三菱UFJ銀行になります。
横浜銀行、りそな、三井住友銀行など、送金サービス中心で小切手の取り扱いは停止した銀行が多いことに注意が必要です。
また、取引可能な銀行でも交換手続きができる支店が限られるため、事前に確認するのがおすすめになります。
取扱がない銀行や支店に持ち込んでも現金化はできないのです。
気になる項目をチェック
海外小切手はゆうちょ銀行では現金化できない
小切手を換金するのに便利なのが全国に支店がある郵貯銀行です。
しかし、郵貯銀行では海外小切手の取り扱いがなく、現金化もできないため注意が必要です。
海外への送金などは可能でも、小切手の現金化はできないのです。
海外取引をしていると支払いのために小切手が郵送されてくるケースがありますが、地方の場合は取り扱いのある銀行の支店にいくまでの手間がかかることになります。
都心部であっても取り扱いのある銀行を選んで持参しなければいけないため、かなり手間がかかることになるのです。
頻繁に海外取引をするのであれば海外の銀行に口座を作ることや、海外からの送金を受け付けやすい外貨口座を作ってしまうのも方法です。
ある程度手間がかかっても小切手の現金化よりも手間がかからないことが多くなります。
海外小切手の現金化には数千円単位の手数料がかかるのが一般的
海外小切手の現金化には数千円単位の手数料がかかることが一般的です。
額面が安ければほとんどが手数料で消えてしまうこともあります。
小切手を使った取引をする場合は手数料を意識して上乗せ請求をするなど事前に工夫をした方が良いのです。
海外小切手を現金化する際にかかる手数料はみずほ銀行で3100円、東京三菱UFJ銀行で5000円になります。
みずほ銀行が近いのであれば、まずはみずほ銀行から候補に入れるのがおすすめです。
小切手のタイプによって手数料が変動するケースもありますが、海外への小切手が郵送手数料などが発生する分、どうしても現金化にはお金がかかるのです。
また、小切手を持参する銀行に口座がなければ受取ができず、現金化は口座への振込みで行われます。
身分証明書や通帳番号などの情報も必要になるため、事前確認を十分に行う必要があるのです。
銀行以外の海外小切手換金サービスは終了したものが多い
銀行での海外小切手の手数料の高さを見ると、もっと安いサービスがないか気になる人もいるはずです。
実際に海外に直接小切手を送って現地で換金し、格安の手数料で送金してくれるサービスなども存在しましたが、現在はほとんどのサービスが停止されています。
海外取引で使われることが多いドルの小切手を扱っていた大手が規制の高まりを受けて営業を終了するなど、選択肢が少なくなっているのです。
法規制などの強まりから使えるサービス自体が限定される傾向があり、より確実に換金をしたいのであれば銀行経由という方向にシフトしているのです。
海外に支店がある場合などは、海外に小切手を郵送して現地で換金してもらった方が安上がりというケースすらでてきます。
ネットで探して見つかる格安で換金できるサイトの情報は古いものが中心になるため注意が必要です。
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銀行で換金する場合は期限と現金化にかかる日数に注意が必要
海外小切手の現金化には手数料がかかるだけでなく、換金に日数がかかるのが特徴です。
手続きから実際に振り込み手続きが可能になるまで1ヵ月程度かかることもあるため、即現金化はできないのです。
表記が英語になるため手続きになれていない銀行員が処理する場合は事務手続き自体に時間がかかるケースもあります。
また、小切手には有効期限があり、有効期限をこえてしまうと失効してしまう点に注意が必要です。
通常は半年ほどになっているため、早めに換金するのが基本になります。
為替レートの影響を受けるため条件がよくなるまで待つ人もいますが、受取自体を忘れれば失効の恐れがあります。
発行を行った海外銀行に直接持ち込めば現金化できる場合もありますが、手続きは複雑になります。
海外小切手の手続きで特徴的なのが裏書を行うことです。
裏書を行い、手続きを依頼した後に際度来店を依頼されるケースもあります。
この場合は際度来店した際に本人確認が行われるなど、更に手続きが増えます。
事前に銀行に問い合わせて手続きを確認し、スケジュールを組むのがおすすめになります。